AGENTS.md

Webサービス開発時の
agent.md / AGENTS.md 作成手順

AIエージェント向けのプロジェクト指示書を、アプリの定義・コンセプト・技術要件から書く手順です。

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概要・目的

AGENTS.md(または agent.md)は、Cursor・Codex などの AI がリポジトリを扱うときに読む「指示書」です。プロジェクトの前提を書いておくことで、AI が誤った技術選定(例: Express を使うプロジェクトで Fastify を提案する)を防ぎ、初回から規約に沿った提案をしやすくします。

手順では、なんのアプリケーションか・コンセプト・技術要件を冒頭に書くことを心がけ、そのうえでアーキテクチャ・コマンド・コード規約・レビュー指針をまとめます。

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プロジェクト用 AGENTS.md の作成手順

どこに置くか

リポジトリのルート(Git のルート)に AGENTS.md を1つ置きます。ファイル名は AGENTS.md が一般的です。agent.md は同じ役割の別名として使えます。

何を書くか(心がけること)

AGENTS.md のサンプル(抜粋)

以下は Next.js の Web アプリを想定した例です。プロジェクト名・コンセプト・技術要件を冒頭に置いています。

# プロジェクト名: 会員制ダッシュボード

## アプリの定義
- 会員(ログイン済みユーザー)向けの管理ダッシュボード。登録・設定・分析画面を提供する。

## コンセプト
- 対象: 運用担当者。作業時間の削減とミス防止が目的。
- 方針: シンプルな UI 優先。将来の多言語対応を見据え i18n を最初から入れる。

## 技術要件
- Next.js 14 (App Router)。React Server Components を基本とし、"use client" は必要最小限。
- DB: PostgreSQL (Supabase)。認証は Supabase Auth。
- ホスティング: Vercel。pnpm 使用。

## アーキテクチャ
- ページは app/(routes)/ に配置。共通レイアウトは app/layout.tsx。
- API ルートは app/api/ に 1 リソース 1 ディレクトリで route.ts を置く。

## コマンド
- `pnpm dev` — 開発サーバー起動
- `pnpm build` / `pnpm start` — ビルド・本番起動
- `pnpm lint` — ESLint
- `pnpm test` — Vitest

## コード規約
- 新規ページには対応するテストを追加する。
- 環境変数は .env.local にのみ記載し、リポジトリにコミットしない。

## レビュー指針
- 認証なしでアクセスできる API がないか確認する。
- 未使用の依存関係を追加していないか確認する。

モノレポの場合

パッケージごとにルールを変えたい場合は、そのディレクトリに AGENTS.override.md を置くと、その配下ではそちらの内容が優先されます(ツールによっては「上書き」ではなく「追記」として結合される場合もあります)。

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グローバル AGENTS.md(任意)

自分が使う全リポジトリに共通で効かせたいルールは、ユーザーホームに置きます。例: ~/.codex/AGENTS.md(Codex の場合)。パッケージマネージャー(pnpm 優先など)・Git のコミット規約・コードスタイル(シングルクォート、async/await 優先など)を書いておくと便利です。

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Cursor 向けの補足

Cursor では、次の2つも使えます。AGENTS.md はツール非依存なので、まずはリポジトリルートの AGENTS.md を用意することをおすすめします。

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チェックリスト・参考

AGENTS.md を作成・更新するときのチェックリストです。

参考: Cursor のルールは .cursor/rules/ のドキュメント、AGENTS.md の一般的な使い方は Codex / Cursor の「AGENTS.md」や「project instructions」の説明を参照してください。